Powerscourt (Fercullen)
アイルランド東部ウィックロー県、名園パワーズコート・エステートに立つ蒸留所である。この地は808年、ゲール語で「ウィックロー山地の男たち」を意味する「フェラ・クアラン(=ファーキュレン)」と呼ばれた古い歴史を持つ。2016年、18世紀初頭の旧ミルハウスを改装して創業した。初代マスターディスティラー兼ブレンダーには、クーリー蒸留所で30年以上の経験を積んだ名手ノエル・スウィーニーを迎えた。フォーサイス社製の近代的なスチルで、シングルモルトを主にモルトとポットスチルを造る。看板の「ファーキュレン」は、ウィックロー県で100年以上ぶりに合法的に蒸留されたウイスキーとして知られる、由緒ある造り手だ。
フォーサイス社製の近代的なポットスチルを備え、モルトとポットスチルの双方を造るが、とりわけシングルモルトに主眼を置く。ポットスチル・アイリッシュ・ウイスキーは、麦芽と未発芽大麦に他の穀物を合わせて仕込み、銅製ポットスチルで蒸留するアイルランド固有のスタイルだ。ノエル・スウィーニーが長年培った蒸留とブレンドの技が、酒質の確かさを支える。彼が以前に仕込んで寝かせた熟成原酒により、開業間もない2018年に熟成レンジを発表できた。
パワーズコート蒸留所は、2016年にウィックロー県のパワーズコート・エステート内、18世紀初頭に遡る旧ミルハウスを改装して創業した。パワーズコート・エステートの歴史は808年まで遡り、当時この地はゲール語で「ウィックロー山地の男たち」を意味する「フェラ・クアラン」と呼ばれた。これを英語化した「ファーキュレン」が、看板ブランドの名となっている。初代マスターディスティラー兼ブレンダーには、クーリー蒸留所で30年以上の経験を積んだ名手ノエル・スウィーニーを迎えた。
蒸留所はアイルランド東部ウィックロー県エニスケリー、名園として名高いパワーズコート・エステートに立つ。ウィックロー山地の麓に広がるこの由緒ある地で、山の清冽な水を仕込みに用いる。歴史ある旧ミルハウスと壮麗な庭園が、蒸留所に格調を添えている。
看板の「ファーキュレン」シリーズは、ウィックロー県で100年以上ぶりに合法的に蒸留されたウイスキーとして知られる。「ファーキュレン フォールズ スモールバッチ」を筆頭に、8年、10年シングルグレーン、18年シングルモルトなどを展開する。由緒ある土地の名を冠し、名匠の技が息づく、格調高い造り手だ。
Fercullen Single Malt Irish Whiskey
🇮🇪 アイルランド ・ パワーズコート蒸留所(ファーキュレン) ・ シングルモルト ・ NAS ・ 46%

この蒸留所が属する地域
禁酒法や英愛貿易戦争などを経て20世紀に大きく衰退したが、「アイリッシュウイスキーの父」と呼ばれる再興を経て2020年代には蒸留所数が40を超えるまでに回復した。多くは単式蒸留器で3回蒸留する伝統製法を用い、ノンピートの大麦を使うためスコッチに比べて軽やかでまろやかな味わいになりやすい。
アイルランドを深掘りする →地理ではなく味わいで繋がる、別の産地の蒸留所。