Spirit of Yorkshire
イングランド北部、ヨークシャー・ウォルズと北海が出会うハンマンビーに立つ、単一エステートのファーム蒸留所である。2016年、トム・メラーとデイビッド・トンプソンが、メラー家が第二次大戦以来営むハンマンビー・グレンジ農場で創業した。ウイスキーに使う大麦のすべてを自家農場で育て、100%自家栽培大麦を保証できる世界でも数少ない蒸留所だ。仕込み水は農場の下に広がるチョーク帯水層から汲む。設立には故ジム・スワン博士が助力した。スコットランド国外では英国最大級のフォーサイス社製ポットスチル2基と、4段の銅製コラムスチルを併用する。看板は「ファイリー・ベイ」。畑からグラスまでを貫く造り手だ。
スピリット・オブ・ヨークシャーは、「畑からグラスまで(グレーン・トゥ・グラス)」を体現するファーム蒸留所だ。自家農場の大麦を用い、隣接するウォルド・トップ・ブルワリーとの連携でフードマイルを抑える。蒸留には、スコットランド国外では英国最大級のフォーサイス社製ポットスチル2基に加え、4段の銅製コラムスチルを組み合わせるのが特徴で、軽やかでクリーミー、フルーティな酒質を生む。
スピリット・オブ・ヨークシャー蒸留所は、2016年にトム・メラーとデイビッド・トンプソンがヨークシャー海岸で創業した。メラー家は1945年以来、ハンマンビー・グレンジ農場で農業を営み、長年にわたり高品質な製麦用大麦を育ててきた。2003年にはこの大麦と地元の水でウォルド・トップ・ブルワリーを立ち上げ、醸造の経験も積んだ。2016年5月にスチルに火が入り、2019年10月に初のシングルモルト「ファイリー・ベイ」を発売した。設立には、2017年に逝去したウイスキー専門家の故ジム・スワン博士が助力した。
蒸留所はイングランド北部、ヨークシャー・ウォルズと北海が出会うハンマンビーに立つ。ウイスキーに使う大麦はすべて自家農場で栽培され、100%自家栽培大麦を保証できる世界でも数少ない蒸留所だ。農場は水道に接続されておらず、緑のヨークシャーの野の下に広がる良質なチョーク帯水層から直接、仕込み水を汲む。
看板ブランド「ファイリー・ベイ」のシングルモルトを核に、フラッグシップやシェリー樽・STR樽で仕上げた各種を展開する。フラッグシップは2025年のIWSCで金賞を得るなど、数々の賞に輝く。100%自家栽培大麦という稀有な強みを持つ、ヨークシャーの単一エステート蒸留所だ。

この蒸留所が属する地域
スコットランド・アイルランド・アメリカ・カナダ・日本の五大産地以外にも、世界各地でウイスキー造りが広がっている。インドは消費量世界最大市場を背景にアムルットやポール・ジョンといった評価の高いシングルモルトを生み、台湾のカバランは高温多湿な気候を生かした急速熟成で国際賞を席巻した。オーストラリア、フランス、ドイツ、北欧諸国でも個性的なクラフト蒸留所が台頭している。
世界のウイスキーを深掘りする →地理ではなく味わいで繋がる、別の産地の蒸留所。