Tipperary Boutique Distillery
アイルランド南部ティペラリー県、200年以上続くバリンドニー農場に立つ家族経営の小さな蒸留所である。ジェニファー・ニカーソン、父スチュアート、そして農場主リアム・アハーンが2014年に創業した。ジェニファーはアイルランド唯一の女性ウイスキー蒸留家兼ポッチン生産者。父スチュアートは40年以上スコッチ業界に携わり、ハイランドパークやグレンフィディック、バルヴェニーの管理、そして22年閉鎖されていたグレングラッサを2008年に買って再開させた名手だ。バリンドニー農場では、ウイスキーに使う大麦をすべて自家栽培し、水も農場の土地から得る。畑からボトルまで一貫する、テロワールに根ざした造り手である。
父スチュアート・ニカーソンの経歴は、ダフタウンのアーサー・ベル&サンズ、ピティヴェアック、ブレア・アソール、インチガワー、ブラドノック、さらにハイランドパーク、グレンロセス、グレンフィディック、バルヴェニー、キニンヴィ、ガーヴァンの管理職にまで及ぶ。彼の監督のもと、バリンドニー農場産のオリンパス大麦を用いた原酒を造る。自家栽培大麦を軸に、丁寧な単一農場の造りを追求する。
ティペラリー・ブティック・ディスティラリーは、2014年にジェニファー・ニカーソン、父スチュアート・ニカーソン、リアム・アハーンによって創業された。拠点となるバリンドニー農場は、リアムの一族が200年以上にわたり営んできた土地だ。ジェニファーはアイルランド唯一の女性ウイスキー蒸留家兼ポッチン生産者として知られる。父スチュアートは40年以上ウイスキー業界に身を置き、その経験が娘の情熱を育んだ。
蒸留所はアイルランド南部ティペラリー県、200年以上続くバリンドニー農場に立つ。ウイスキーに使う大麦はすべて自らの農場で栽培し、仕込み水もバリンドニーの土地から得る。畑からボトルまで一貫する、土地に根ざした造りが同社の信条だ。豊かな農地の恵みが、テロワールを映すウイスキーの土台となっている。
2020年の「ホームグロウン・バーリー・シングルモルト」は、バリンドニー農場産のオリンパス大麦をスチュアートの監督下で蒸留し、ファーストフィルのリオハ・ワイン樽で3年熟成させた一本だ。ジンやポッチンも手がけ、自家栽培大麦にこだわる家族経営の造り手として、テロワールを映す少量生産を貫いている。
Tipperary Watershed Single Malt
🇮🇪 アイルランド ・ ティペラリー・ブティック・ディスティラリー ・ シングルモルト ・ NAS ・ 47%

この蒸留所が属する地域
禁酒法や英愛貿易戦争などを経て20世紀に大きく衰退したが、「アイリッシュウイスキーの父」と呼ばれる再興を経て2020年代には蒸留所数が40を超えるまでに回復した。多くは単式蒸留器で3回蒸留する伝統製法を用い、ノンピートの大麦を使うためスコッチに比べて軽やかでまろやかな味わいになりやすい。
アイルランドを深掘りする →地理ではなく味わいで繋がる、別の産地の蒸留所。