
Teaninich
スコットランド・ハイランド、イースター・ロスのアルネスに立つ蒸留所である。1817年、ヒュー・マンローが、自らのティーニニック城の領地に創業した。最大の特徴は、2000年に導入されたマッシュフィルター・プレスだ。これはスコットランドのモルトウイスキー製造では唯一の設備で、他のすべての蒸留所が使うマッシュタン(糖化槽)を用いない。極めて澄んだ麦汁(ウォート)を得るためのこの技法が、ティーニニックの個性——日本の緑茶やクマリン豊かなバイソングラスを思わせる、芳しくエキゾチックな青々しさ——を生む。現在はディアジオが所有し、その原酒はジョニーウォーカー・レッドラベルの構成を担う、ハイランドの技術派だ。
ティーニニック最大の特徴は、2000年に導入されたマッシュフィルター・プレスだ。これはスコットランドのモルトウイスキー製造では唯一の設備で、他のすべての蒸留所が用いるマッシュタン(糖化槽)を使わない。極めて澄んだ麦汁(ウォート)を得るこの技法が、ティーニニック独特の酒質を生む。すなわち、日本の緑茶やクマリン豊かなバイソングラスを思わせる、芳しくエキゾチックな青々しさだ。この個性が、ブレンドに独特のアクセントを与える。
ティーニニック蒸留所は、1817年、ヒュー・マンローによって、イースター・ロスのアルネス、自らのティーニニック城の領地に創業した。19世紀から20世紀にかけて拡張と再編を重ね、1991年には新しい側(ニューサイド)が生産を再開した。旧い側は再開されず、1999年に解体された。1986年にギネスがディスティラーズ・カンパニーを取得し、1997年のディアジオ誕生を経て、現在は同社が所有する。2013年には、旧蒸留所の隣に16基の新スチルを備える新蒸留所を設ける改修も発表された。
蒸留所はスコットランド・ハイランド、イースター・ロスのアルネスに立つ。創業者ヒュー・マンローの居城ティーニニック城の領地に築かれた、由緒ある立地だ。ハイランドの清冽な水と、かつては領地で育てた良質な大麦が、造りを支えてきた。北ハイランドの穏やかな環境が、この蒸留所の芳しい酒質を育んでいる。
公式ボトルは希少で、ディアジオの「フローラ&ファウナ」シリーズの10年が最もよく知られる定番だ。その原酒の多くは、ベストセラー・ブレンド「ジョニーウォーカー・レッドラベル」の構成を担う。マッシュフィルターが生む澄んだ麦汁による、緑茶を思わせる芳しい青々しさで知られる、ハイランドの技術派である。
Teaninich 10 Year Old Flora & Fauna
🏴 スコットランド ・ ティーニニック蒸留所 ・ シングルモルト ・ 10年 ・ 43%
Teaninich 8 Year Old Daring Rye Special Release 2025
🏴 スコットランド ・ ティーニニック蒸留所 ・ シングルグレーン ・ 8年 ・ 60.3%

この蒸留所が属する地域
スコットランド本土北部・中央部に広がる地理的に最も広大な地域区分で、内陸から海沿い、島嶼部まで含むためスタイルの幅がきわめて広い。北部はスモーキーで力強く、南部は軽やかで、内陸はドライという傾向があるとされ、グレンモーレンジィやダルモアなど個性豊かな蒸留所が点在する。
ハイランドを深掘りする →地理ではなく味わいで繋がる、別の産地の蒸留所。