
Tormore
スコットランド・スペイサイド、アドヴィーの近郊に立つ、20世紀に建てられた最初の新設蒸留所である。建設は1958年に始まり1960年に完成。建築家サー・アルバート・リチャードソンの構想のもと、風景を損なうのではなく引き立てる蒸留所として設計された。花崗岩造りの荘厳な建物には、銅のローターや、15分ごとに4つの異なるスコットランドの調べを奏でる時計を備え、「スペイサイドの真珠」と称される建築美で知られる。もとはロングジョンのブレンド用モルトを供給するために建てられ、のちにチーバスやバランタインの原酒を担った。2022年、ペルノ・リカールからエリクサー・ディスティラーズへ売却され、シングルモルトとしての個性を打ち出す新時代を迎えた造り手だ。
トーモアは、クリーンでなめらかなスペイサイド・スタイルの原酒を、年間約500万リットルという大規模で造る。長くその大半はチーバスやバランタインなどのブレンドに用いられてきたため、公式のシングルモルト・ボトリングは極めて希少だった。2022年にエリクサー・ディスティラーズの傘下となってからは、シングルモルトとしての個性を打ち出す方針へと転換している。荘厳な建築とともに、その酒質にも新たな光が当たりつつある。
トーモア蒸留所は、20世紀にスコットランドで建てられた最初の新設蒸留所である。建設は1958年に始まり、1960年に完成した。ロングジョン・インターナショナルのために、建築家アレクサンダー・カレンがサー・アルバート・リチャードソンの助言を得て設計し、今や指定建造物となっている。もとはロングジョンのブレンド用モルトを供給するために建てられ、のちにペルノ・リカールの一員として、チーバス・リーガルやバランタインの原酒を担った。2022年、ペルノ・リカールがエリクサー・ディスティラーズへ売却するという大きな転機を迎えた。
蒸留所はスコットランド・スペイサイド、アドヴィーの近郊に立つ。建築家サー・アルバート・リチャードソンは、風景を損なうのではなく引き立てる蒸留所を構想した。花崗岩造りの荘厳な建物は、銅のローターや、15分ごとに4つの異なるスコットランドの調べを奏でる時計を備え、「スペイサイドの真珠」と称される。周囲の清冽な水が、その造りを支える。
かつては14年などごく限られた公式ボトルしかなく、大半はブレンド原酒として姿を消していた。エリクサー・ディスティラーズの新体制のもと、シングルモルトとしての新たなリリースが期待される。「スペイサイドの真珠」と称される比類なき建築美と、これから花開く単一麦芽の個性を併せ持つ、注目の造り手である。

この蒸留所が属する地域
スペイ川流域に蒸留所が集中する、スコットランドで最も蒸留所数の多い地域。シェリー樽由来のリッチな甘みからバーボン樽由来の軽やかな果実香まで幅が広いが、総じて華やかでエレガントな味わいが多い。グレンリベット、グレンフィディック、マッカランなど世界的な銘柄を数多く擁する。
スペイサイドを深掘りする →地理ではなく味わいで繋がる、別の産地の蒸留所。