
Royal Lochnagar
スコットランド東部ハイランド、ロイヤル・ディーサイドのバルモラル城にほど近いアバゲルディ領地に立つ蒸留所である。1845年、ジョン・ベッグが現在に続く「新」ロホナガー蒸留所を建てた。この地には先行する蒸留所があったが、密造業者の妨害とされる不審火で1826年、1841年と焼失した歴史を持つ。1848年、近くのバルモラル城に滞在していたヴィクトリア女王とアルバート公が訪れ、以来「ロイヤル」の称号と王室御用達を授かった。ディアジオが領地から借り受けて操業する、同社最小の蒸留所だ。小規模ゆえ手をかけた造りで、その原酒の多くはジョニーウォーカーのブラック/ブルーラベルの中核を担う。王室ゆかりの、ディーサイドの名蒸留所である。
ロイヤルロッホナガーは、ディアジオ最小の蒸留所として、比較的少量の原酒を手をかけて造る。ワームタブ(虫桶式凝縮器)を用いた伝統的な造りが、コクがありリッチで、わずかにスパイシーなハイランド・スタイルの酒質を生む。小規模ゆえに目の行き届いた丁寧な仕込みが、その凝縮した個性の源だ。少量生産ならではの質の高さが、王室御用達の名にふさわしい。
ロイヤルロッホナガー蒸留所は、1845年、ジョン・ベッグが「新」ロホナガー蒸留所として建てたものが、現在に続く蒸留所の基礎である。この地には先行する蒸留所があったが、19世紀初頭に建てられた初代は1824年に、続く二代目・三代目もそれぞれ1826年、1841年に、密造業者の妨害とされる不審火で焼失した。1848年、近くのバルモラル城に滞在していたヴィクトリア女王とアルバート公を、ベッグが招いて蒸留所を訪ねてもらったことから、「ロイヤル」の称号と最初の王室御用達を授かった。現在はディアジオがアバゲルディ領地から借り受けて操業する、同社最小の蒸留所である。
蒸留所はスコットランド東部ハイランド、ロイヤル・ディーサイドのバルモラル城にほど近いアバゲルディ領地に立つ。王室の居城のすぐそばという、親密で由緒ある立地だ。ディー川流域の清冽な水と、ケアンゴーム山地の麓の冷涼な環境が、コクのある酒質を育む。王室とのゆかりが、この地に格別の風格を与えている。
定番の「ロイヤルロッホナガー12年」を核に、カスクストレングスの「セレクテッド・リザーブ」やディスティラーズ・エディションを展開する。だがその原酒の多くは、ジョニーウォーカーのブラックラベルやブルーラベルの中核を担う。王室御用達の称号を持ち、ディアジオ最小の蒸留所として手仕事の造りを守る、ディーサイドの名蒸留所である。


Royal Lochnagar Selected Reserve
🏴 スコットランド ・ ロイヤルロッホナガー蒸留所 ・ シングルモルト ・ NAS ・ 43%

この蒸留所が属する地域
スコットランド本土北部・中央部に広がる地理的に最も広大な地域区分で、内陸から海沿い、島嶼部まで含むためスタイルの幅がきわめて広い。北部はスモーキーで力強く、南部は軽やかで、内陸はドライという傾向があるとされ、グレンモーレンジィやダルモアなど個性豊かな蒸留所が点在する。
ハイランドを深掘りする →地理ではなく味わいで繋がる、別の産地の蒸留所。