
WHY THIS TASTE
二十四節気シリーズ第18弾、2025年2月発売のブレンデッド。厚岸モルトを過半に厚岸で熟成させたグレーンを合わせ、バーボン・シェリー・ミズナラの樽で複雑さを持たせた48度。穏やかなピートにシェリーの果実味とミズナラの甘い樽香が重なる、一年で最も夜が長い節気にふさわしい深みのある一本。節気「冬至」は北半球で昼が最も短くなる日を指す。

この味を生む蒸留所
厚岸蒸溜所北海道厚岸町に立つ、堅展実業の蒸溜所である。2016年11月、道東初の蒸溜所として設立された。堅展実業の社長は、アイラ島によく似た風土の中で伝統的な製法を守るウイスキー造りを目指し、この地を選んだ。厚岸町の冷涼で湿潤な気候と、湿原のピート層の上に建つ立地が特徴だ。厚岸の湿原には、湿原寄りは草中心のピート、海に近い場所は海藻成分を含むピートという珍しい2種が存在する。2010年に計画を開始、2013年に試験熟成、2015年着工、2016年10月に蒸留を開始した。2020年からは、二十四節気にちなんだ「厚岸シングルモルトウイスキー」シリーズを四季折々にリリースする、北海道の道東を代表する造り手だ。
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厚岸Akkeshi
北海道東部・厚岸町の堅展実業が2016年から蒸溜を開始した厚岸蒸溜所のシングルモルト。スコットランドの伝統製法を踏襲しつつ、冷涼湿潤な気候と海霧、ピートを含む尾幌川の仕込み水など土地の個性を生かしたウイスキー造りを目指す。スコットランドのフォーサイス社の技術協力のもと設備を導入し、日本の四季をテーマにした「二十四節気シリーズ」などを展開している。
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アルゼンチンの家族蒸溜所が、2つの樽を軍用機で南極へ送った。マイナス35度の小屋で3年。造り手は蒸発が抑えられたようだと言うが、確かめるには度数を測るしかない。8つの大陸を比べる分析が2026年7月に始まった。

アイラモルトに憧れた社長が、造りたい味から逆算して選んだ土地が北海道・厚岸だった。泥炭層を通る水、海霧、そして牡蠣。「アイラのように」始まった蒸溜所が、なぜ自分の土地の味へ向かったのか。