
WHY THIS TASTE
2019年発売。サントリーグループが世界5大ウイスキー産地(日本・スコットランド・アイルランド・アメリカ・カナダ)に持つ自社蒸溜所の原酒だけをブレンドした、世界初のワールドブレンデッドウイスキー。産地ごとに異なる個性を一本に束ねる設計で、甘く華やかな香りとなめらかな口当たり、余韻に軽いスモークが残る。43度。2025年12月のリニューアルでは、スパニッシュオーク樽で30年以上熟成させた山崎モルト原酒を新たに配合している。

この味を生む蒸留所
山崎蒸溜所大阪府三島郡島本町、天王山の麓に立つ、日本初のモルトウイスキー専門蒸溜所である。1923年、サントリー創業者・鳥井信治郎が、本格的な国産ウイスキー造りを志し、スコットランドで学んだ竹鶴政孝を招いて建設した。鳥井は「天王山があって、木津川・桂川・宇治川の三川が合流するから朝靄もかかる、水質もいい、交通も便利だ」とこの地を選んだ理由を語っている。かつて茶人・千利休が茶室「待庵」を構えたほど水質に恵まれた土地でもある。三川合流による湿潤な気候が、熟成に適した環境を生む。多彩な木樽・原酒を仕込み分け、複雑な味わいを追求する。2023年に創業100周年を迎えた、日本ウイスキー発祥の地だ。
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碧 AoAo
サントリーが手がけるワールドウイスキーブランド。世界5大ウイスキー産地(スコッチ、アイリッシュ、アメリカン、カナディアン、ジャパニーズ)の原酒をブレンドした、世界初とされる試みのブレンデッドウイスキー。アードモアやグレングラント、クーリー、ジムビーム、アルバータ、山崎・白州の原酒を使用し、五角形のボトルで五大産地を表現。フルーティーな香りとスモーキー・スパイシーな味わいが調和する複雑な仕上がりが特徴。
世界5大ウイスキー産地(スコットランド、アイルランド、アメリカ、カナダ、日本)にあるサントリーグループ自社蒸溜所(アードモア、グレンギリー、クーリー、ジムビーム、アルバータ、山崎、白州)の原酒をブレンド。産地ごとの配合比・熟成年数の内訳は非公開。
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酒売り場の「洋酒」の札。だが酒税法にも施行令にも施行規則にも、その言葉は一度も出てこない。それでも免許の区分名、組合の名前、統計の名前として生き続け、ジャパニーズウイスキーの自主基準を作ったのも、その「洋酒」の組合だった。

サントリーのウイスキーは棚に10本以上並ぶ。角瓶とオールドの差、リザーブとローヤルの差、知多と碧の立ち位置——価格の「段」ごとに何が変わるのかを整理し、目的別に最初の一本を選ぶ。

日本のウイスキーの二大定番、ハイボールと水割り。同じ「割る」飲み方でも、炭酸の有無で味・香り・比率・合うシーンは大きく変わる。それぞれの違いと選び方を、作り方のコツまで含めて整理する。

ハイボール人気は定番でも、いざ自分の一本を選ぶと迷う。炭酸で割っても負けない香りとクセの方向を見極める「3つの軸」を押さえ、角瓶などの定番からグレーン・バーボン・モルト・スモーキーまで、タイプ別におすすめ銘柄を紹介する。

世界中で引っ張りだこのジャパニーズウイスキー。ところが「ジャパニーズ」を名乗るための明確なルールが定められたのは、じつは2021年のこと。それまで外国産の原酒を詰めただけの一本すら「日本のウイスキー」として売られていた。ゆるい酒税法、2021年の新基準、そして愛好家が知っておきたい見分け方までを読み解く。