
WHY THIS TASTE
最低25年熟成のシェリー樽原酒とバーボン樽原酒をヴァッティングした、コアレンジ最長熟の一本。原酒の希少さから少量生産(スモールバッチ)でリリースされ、シェリーやラムレーズン、バニラの濃厚な熟成香に、四半世紀を経て穏やかにほどけたスモークが重なる。長期熟成ボウモアの重厚さを定番ラインで味わえる希少な存在。43度。

この味を生む蒸留所
ボウモア蒸留所1779年創業、アイラ島最古の蒸留所。島の中心の町ボウモアに、インダール湾へ face を向けて建つ。ラガン川から引く水と、島のピートで自家製麦した麦芽が、この蒸留所の背骨を成す。ボウモアを唯一無二にするのは、海面下に横たわる伝説の熟成庫「No.1 Vaults」だ。潮騒が壁を叩き、海の湿気を吸い込みながら眠る樽は、他では得られない塩気と深みを原酒に授ける。味わいはミディアムピートのバランス型で、南国のフルーツやハチミツ、そしてかすかな潮。攻撃的なアイラ勢の中では調和と優雅さを体現し、入門にも通好みにも応える懐の深さを持つ。現在はビーム サントリーが運営。二世紀半にわたり、島の暮らしとともに煙を上げ続けてきた生き証人である。
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ボウモアBowmore
スコットランド・アイラ島最古とされる蒸溜所で1779年創業。マター家などを経て複数回オーナーが変わり、1994年に日本のサントリーが完全子会社化した。伝統のフロアモルティングを今も維持し、潮風の影響を受ける熟成庫で穏やかなピート香と塩気のある個性を育む。歴史と革新を両立させるアイラの代表的銘柄の一つ。
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市販ウイスキー14本を官能評価と化学分析にかけ、マンゴー香の弱い一本に加えて確かめる。そうして挙がった三つは、アルデヒド二つとアセタール一つだった。どれも単体では、誰も「マンゴー」とは呼んでいない。

アイラ最古とされる蒸留所ボウモア。現在の定番4本の味の違いと選び方に加え、いまも「ダーケスト」と呼ばれる15年、定番から外れた入門枠No.1、2026年に世界最高賞を獲った21年シェリーオークまで整理する。