WHY THIS TASTE
トマーティン蒸留所が年に数週間だけ仕込むライトピーテッド原酒(フェノール値15ppm)を使う、クー・ボーカンの定番ボトル。エックスバーボン樽・オロロソシェリー樽・北米産ヴァージンオーク樽の3種で熟成した原酒をヴァッティングし、ノンチルフィルター・無着色の46度で瓶詰めする。ヴァージンオークのバニラとシェリー樽の甘みが、控えめなスモークと柑橘・エキゾチックスパイスに重なる。年数表記なし。

この味を生む蒸留所
トマーティン蒸留所スコットランド・ハイランド、インヴァネスの南に立つ蒸留所である。1897年、トマーティン・スペイ蒸留所社として創業した(この地では16世紀から蒸留が行われていたとも伝わる)。20世紀半ばに大きく成長し、1974年には23基ものスチルを擁するスコットランド有数の巨大蒸留所となった。1986年、所有会社の清算後に日本の宝酒造と大倉商事が買収し、トマーティン蒸留所社を設立。スコットランドで初めて日本資本が完全所有した蒸留所となった。宝酒造は1960年代からトマーティン原酒をバルクで輸入してきた古い顧客でもあった。産出原酒の約8割は、自社ブランドのアンティクァリーやタリスマンなどブレンドに用いられる。日本と縁の深い、ハイランドの造り手だ。
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クーボカンCu Bocan
スコットランド・ハイランド地方のトマーティン蒸溜所が毎年冬季の2週間のみ生産する実験的ピーテッド・シングルモルト。ピート値約15ppmのモルトを、バージンオーク樽・バーボン樽・オロロソシェリー樽の3種で熟成させる。柑橘やエキゾチックなスパイスの香りに軽やかなスモークが溶け込む味わいで、毎年新たな「クリエーション」がリリースされている。
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