
WHY THIS TASTE
2014年に登場した、山崎12年と併売されるノンエイジのコアレンジ。山崎伝統のミズナラ樽原酒に、赤ワイン樽で貯蔵したモルト原酒を掛け合わせたのが最大の個性で、いちごやさくらんぼを思わせる甘酸っぱい赤い果実の香りが華やかに立ち上る。そこへミズナラ由来の白檀のようなオリエンタルなニュアンスが重なり、口当たりはやわらかくまろやか。年数表記に頼らず、樽使いの妙で個性を描いた、入門にも好適な定番。

この味を生む蒸留所
山崎蒸溜所大阪府三島郡島本町、天王山の麓に立つ、日本初のモルトウイスキー専門蒸溜所である。1923年、サントリー創業者・鳥井信治郎が、本格的な国産ウイスキー造りを志し、スコットランドで学んだ竹鶴政孝を招いて建設した。鳥井は「天王山があって、木津川・桂川・宇治川の三川が合流するから朝靄もかかる、水質もいい、交通も便利だ」とこの地を選んだ理由を語っている。かつて茶人・千利休が茶室「待庵」を構えたほど水質に恵まれた土地でもある。三川合流による湿潤な気候が、熟成に適した環境を生む。多彩な木樽・原酒を仕込み分け、複雑な味わいを追求する。2023年に創業100周年を迎えた、日本ウイスキー発祥の地だ。
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山崎Yamazaki
サントリーが1923年に大阪府島本町に開設した山崎蒸溜所で造られる、日本初の本格モルトウイスキー。創業者鳥井信治郎の意向のもと、竹鶴政孝が製造を指揮した。桂川・宇治川・木津川が合流する土地の良質な水を用い、多彩な樽で熟成した原酒を組み合わせる。国内外の品評会で数々の最高賞を受賞し、ジャパニーズウイスキーを代表する銘柄として知られる。
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山崎はサントリー、余市はニッカ。同じ山崎蒸溜所で出会い、別々の道を歩んだ二人が生んだ、日本を代表するシングルモルト。温暖な風土と多彩な樽の山崎、北の海と石炭直火の余市——味の個性と選び方を整理する。

デパートでも定価では買えない「憧れのジャパニーズ」山崎。日本初の蒸溜所として1923年に始まり、白札の失敗、名水の地、ミズナラ樽、そして2013年の世界一まで——100年分の物語をたどり、なぜこれほど愛されるのかを読み解く。

日本を代表するシングルモルト「山崎」。ノンエイジ・12年・18年・25年の味と価格の違い、ミズナラが生む山崎らしさ、そして定価で手に入れて偽物を避けるコツまで、最初の一本の選び方を整理します。