なぜ4月1日は「ジャパニーズウイスキーの日」なのか——苦戦した「白札」の発売日と、世界の二つのウイスキーの記念日
4月1日はジャパニーズウイスキーの日。由来は1929年のこの日に発売された日本初の本格国産ウイスキー「白札」だ。2021年の制定の経緯と、5月第3土曜日・3月27日という世界のウイスキーの記念日の由来を比べて解説する。
4月1日といえば、エイプリルフールか、新年度の始まりか。ウイスキー好きにとっては、もうひとつの意味がある。この日は「ジャパニーズウイスキーの日」だ。
なぜ4月1日なのか。そして、ウイスキーの記念日は日本だけのものではない。世界には、まったく別の由来を持つウイスキーの日もある。ここでは代表的な二つを取り上げる。
この記事では、三つの記念日の成り立ちと、それぞれが何を記念しているのかを見ていく。日付の由来をたどると、その国や人々がウイスキーの何を大切にしているのかが、少しずつ見えてくる。
4月1日は「白札」が発売された日
ジャパニーズウイスキーの日の由来は、1929年(昭和4年)4月1日にさかのぼる。この日、寿屋(現在のサントリー)が、日本初の本格国産ウイスキー「サントリーウヰスキー」、通称「白札」を発売した。
白札は、山崎蒸溜所で造られた原酒から生まれた最初の製品だ。ただ、スコッチを手本にしたスモーキーな味わいは、当時の日本人の舌にすぐには受け入れられなかったと伝えられる。商業的には苦戦し、その経験が、のちに日本人の好みに寄せた角瓶の誕生へつながっていく(→角瓶がいまも定番であり続ける理由)。
白札の系譜は、いまも「サントリーホワイト」として続いている。

白札を生んだ山崎蒸溜所の原酒は、いまも山崎のシングルモルトとして味わえる。

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