
Arran
スコットランド、アラン島北部の村ロホランザに立つ蒸留所である。1994年、チーバス・ブラザーズの元ディレクターで、ノルマンディー上陸作戦の退役軍人でもあるハロルド・カリーが創業した。多くの蒸留所が閉鎖に追い込まれていた時代に、あえて島に蒸留所を興したのだ。これにより、1837年に南部のラッグ蒸留所が閉じて以来155年ぶりに、アラン島に合法的なウイスキー造りが蘇った。初留は1995年6月29日、正式開業は同年8月17日。島の清らかな湧水と伝統的な製法を用い、主にノンピートのシングルモルトを、バーボン樽やシェリー樽で熟成させる。島に蒸留を取り戻した、アラン・ルネッサンスの立役者だ。
アランは、主にノンピートの、クリーンでフルーティ、島ならではの潮気をほのかに帯びた酒質を得意とする。島の清らかな湧水と伝統的な製法を用い、バーボン樽やシェリー樽で丁寧に熟成させる。フレッシュな果実味と、島の空気を思わせる爽やかさが持ち味だ。姉妹蒸留所ラッグがピーテッドを担うのに対し、アランはノンピートの明るい個性を追求している。
アラン蒸留所(ロホランザ蒸留所)は、1994年、チーバス・ブラザーズの元ディレクター、ハロルド・カリーによって、アラン島北部の村ロホランザに創業した。カリーは蒸留家ではなく商業畑の出身で、戦後リヴァプールで酒類業に入り、シーグラムを経て1961年にチーバス・ブラザーズを率いるべくスコットランドへ赴いた人物だ。多くの蒸留所が閉鎖されていた時代に、あえて島に蒸留所を興し、1837年のラッグ蒸留所閉鎖以来155年ぶりに、アラン島に合法的なウイスキー造りを蘇らせた。初留は1995年6月29日、正式開業は同年8月17日である。
蒸留所はスコットランド、アラン島北部の村ロホランザに立つ。島の清らかな湧水を仕込みに用い、山と海に囲まれた美しい環境で造りを行う。「スコットランドの縮図」とも呼ばれる変化に富んだアラン島の自然が、この蒸留所を包んでいる。のちに島南部にピーテッドを造る姉妹蒸留所ラッグが加わり、アラン島は2つの蒸留所を擁するに至った。
定番の「アラン10年」を核に、シェリー樽の「シェリーカスク」、各種ウッドフィニッシュや長熟リリースを展開する。フレッシュでフルーティな島のシングルモルトとして、世界的な人気を集める。閉鎖の時代にあえて島へ蒸留を呼び戻し、アラン・ルネッサンスを主導した、ロホランザの立役者である。


Arran Quarter Cask The Bothy
🏴 スコットランド ・ アラン蒸留所 ・ シングルモルト ・ NAS ・ 56.2%
Arran Sherry Cask The Bodega
🏴 スコットランド ・ アラン蒸留所 ・ シングルモルト ・ NAS ・ 55.8%




この蒸留所が属する地域
スコットランド公式のウイスキー協会が定める5地域には含まれないが、業界で慣例的に用いられる分類で、アイラ島を除くスカイ島、オークニー諸島、マル島、ジュラ島、アラン島などの蒸留所を指す。海に囲まれた立地から塩気・潮風を感じさせる個性が共通しつつ、島ごとに異なる表情を持つ。
アイランズを深掘りする →地理ではなく味わいで繋がる、別の産地の蒸留所。