
Asaka
福島・郡山に建つ、東北のクラフト蒸溜所。1765年に創業した笹の川酒造は、1946年にウイスキー製造免許を取得し、1980年代には地ウイスキー「チェリー」を、西の「マルス」と並ぶ「東の雄」として人気を博した造り手だ。市場の縮小で一度は生産を止めたが、その免許と原酒の灯を絶やさず、2016年、伝統的な白漆喰の酒蔵を改装して本格的なウイスキー造りへと回帰した。1バッチ400キロの小さな仕込みで、銘柄「山桜」を一樽ずつ丁寧に育てている。
1バッチ400キロ、年200〜250樽という小規模なクラフト生産を行う。多くはノンピートだが、夏を前にした数週間はピーテッド原酒も仕込む。蔵に眠っていた1980年代の貴重な原酒も擁し、長年の酒造りで培った発酵や仕込みの技術を生かした、丁寧で実直な造りが特徴だ。
笹の川酒造の起源は古く、猪苗代湖の南に蔵を構えて以来、長い酒造りの歴史を持つ。1946年にはウイスキー製造免許を取得し、1980年代には地ウイスキー「チェリー」が、西日本の「マルス」と並んで「東の雄」と称されるほどの人気を博した。しかし嗜好の変化と地ウイスキー市場の縮小により生産を停止する。それでも免許と蔵に眠る原酒を守り続け、2016年10月、古い酒蔵に蒸留設備を据えて安積蒸溜所として本格再始動、同年11月から生産を開始した。
福島県郡山市の南部に位置する。伝統的な白漆喰の酒蔵をそのまま活用した、趣のある蒸溜所だ。
「山桜」シリーズや、2019年発売の初シングルモルト「安積 ザ・ファースト」など。国内外で評価を高める、東北の新星として注目される。

Asaka New American Oak Cask Reserve
🇯🇵 日本 ・ 安積蒸溜所 ・ シングルモルト ・ NAS ・ 55%

この蒸留所が属する地域
1923年、鳥井信治郎が山崎蒸溜所を開設したのが日本ウイスキーの始まり。技師として招かれた竹鶴政孝は後にニッカウヰスキーを設立し余市蒸溜所を開いた。スコッチの製法を土台にしながらも、繊細な水質と四季の寒暖差を生かした独自のスタイルを確立し、2000年代以降は国際コンペティションでの受賞を機に世界的な評価を得ている。
日本を深掘りする →地理ではなく味わいで繋がる、別の産地の蒸留所。