Glann ar Mor
フランス・ブルターニュ地方コート・ダルモール県プルビアン、海辺に立つ蒸留所である。1997年にケルティック・ウイスキー・カンパニーが創業し、1999年12月に最初のシングルモルトを蒸留した。現在の形では2005年6月から稼働し、2008年末に初のノンピート・シングルモルトを瓶詰めした。ブランド名「グラン・アール・モール」はブルトン語で「海のほとり」を意味する。木製の発酵槽、ワームタブ、そして「100%直火蒸留」という徹底した伝統的手法で知られる。2基の小さなスチルと超緩慢な蒸留が、際立った個性を生む。ピーテッドの「コルノグ」は2016年のジム・マレー『ウイスキー・バイブル』で欧州最優秀ウイスキーに選ばれた、こだわりの造り手だ。
グラン・アール・モールは、伝統的な職人的手法で際立つ。木製の発酵槽、ワームタブ(蛇管)式の冷却器、そして「100%直火蒸留(100%ライブフレーム)」という徹底ぶりだ。2基の小さなスチルと、極めてゆっくりとした蒸留により、豊かで複雑な原酒を生む。この手間を惜しまぬ製法が、他に類を見ない酒質の源となっている。木製発酵槽による長い発酵と直火の組み合わせは、現代では稀有な、コストと手間を度外視した造りだ。
グラン・アール・モール蒸留所は、1997年にケルティック・ウイスキー・カンパニーによって創業され、1999年12月に最初のシングルモルトを蒸留した。現在の形では2005年6月から稼働し、2008年末に初のノンピート・シングルモルトを瓶詰めした。2009年11月には、フェノール値30〜35ppmのピーテッド・シングルモルトを「コルノグ」(ブルトン語で「西風」)の名で発売。2020年にはメゾン・ヴィルヴェールが同蒸留所を取得した。
蒸留所はフランス・ブルターニュ地方コート・ダルモール県プルビアン、海辺に立つ。ブランド名「グラン・アール・モール」はブルトン語で「海のほとり」を意味し、その名の通り海に面した立地が造りの背景となる。大西洋の潮気を帯びた空気が、熟成に独特の性格を与える。
ノンピートの「グラン・アール・モール」と、ピーテッドの「コルノグ」を二枚看板とする。コルノグは2016年、ジム・マレーの『ウイスキー・バイブル』で欧州最優秀ウイスキー(European Whisky of the Year)に選ばれた。直火蒸留とワームタブが生むこだわりの酒質で、フランス・ウイスキーの実力派として知られる。

この蒸留所が属する地域
スコットランド・アイルランド・アメリカ・カナダ・日本の五大産地以外にも、世界各地でウイスキー造りが広がっている。インドは消費量世界最大市場を背景にアムルットやポール・ジョンといった評価の高いシングルモルトを生み、台湾のカバランは高温多湿な気候を生かした急速熟成で国際賞を席巻した。オーストラリア、フランス、ドイツ、北欧諸国でも個性的なクラフト蒸留所が台頭している。
世界のウイスキーを深掘りする →地理ではなく味わいで繋がる、別の産地の蒸留所。