WHY THIS TASTE
軽くピートを効かせたモルトと、強くピートを効かせたモルト、18年ほど熟成させた原酒をヴァッティングすることで、標高700mの南アルプスの森に囲まれた立地らしい、青リンゴや柑橘系のフレッシュさとほのかなスモーキーさが同居する味わいになる。

この味を生む蒸留所
白州蒸溜所山梨県北杜市、南アルプス・甲斐駒ケ岳の麓、標高700メートルの森に立つ蒸溜所である。1973年、サントリー2代目社長・佐治敬三の指揮のもと、山崎に次ぐ2番目のモルト蒸溜所として開業した。奇しくも山崎創業からちょうど50年目の年だった。「森の蒸溜所」と称される所以は、敷地の大半を占める深い森。仕込み水は、名水百選に選ばれた尾白川の伏流水で、花崗岩層に磨かれた軟水(硬度約30)だ。年間平均気温は山崎より5℃低く、冷涼な気候が熟成に独自の影響を与える。敷地内には野鳥の保護区「バードサンクチュアリ」やウイスキー博物館も備える、自然と共生する造り手だ。
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白州Hakushu
サントリーが1973年、山梨県北杜市(旧白州町)の南アルプス山麓に開設した白州蒸溜所で造られるシングルモルトウイスキー。山崎とは異なる個性のモルトを求めて全国の水を探した末に選ばれた名水地であり、「森の蒸溜所」とも呼ばれる豊かな森林に囲まれている。1981年には第二蒸溜所(白州東)が稼働し、青りんごのような爽やかでスモーキーな味わいが特徴として知られる。
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森の白州と海の余市。この対比は有名だが、設備表を並べると別の姿が見えてくる。どちらも初留は直火。分かれ道は蒸溜器・発酵槽・冷却・麦芽の四つで、要は「幅をどこで作るか」の置き場所が違った。

緑のボトルと「森香るハイボール」で知られる白州。標高708mの森に建つサントリー二番目の蒸溜所が、なぜ「森香るウイスキー」と呼ばれ、これほど愛されるのか——立地・水・多彩な原酒から読み解く。

白州のラインナップを味と価格でまるごと整理。ディスティラーズリザーブ・12年・18年・25年の違いと、最初の一本の選び方、森香るハイボールまで。山崎とは対照的な「森の蒸溜所」の爽やかさを解説します。

ラフロイグやアードベッグのあの焚き火や正露丸のような香り。同じ大麦から造るのに、なぜスモーキーなウイスキーとそうでないものにくっきり分かれるのか。鍵は麦芽を乾かす燃料「ピート」にある。香りを生む仕組みから「ppm」という物差しの落とし穴、多くのウイスキーが煙たくない理由までを読み解く。