
WHY THIS TASTE
ノブクリークのライ・ウイスキー版で、2023年から7年熟成の年数表記が加わった。ライ麦主体のマッシュビルを、バーボン同様に深く焦がした樽で7年寝かせ、100プルーフ(50度)で瓶詰めする。ライ麦由来のクローブやディル、胡椒のスパイスが軸だが、7年の熟成と強い焦がしによってバニラとキャラメルの甘みが下支えする。ライらしい辛口と樽の甘さの均衡が、同ブランドの9年バーボンと並べると際立つ。

この味を生む蒸留所
ジムビーム蒸留所ケンタッキー州クラーモント、世界で最も売れるバーボンを生み出す「バーボンの第一家族」ビーム家の本拠である。18世紀末にドイツから移住したベーム家のヤコブ・ビームが1795年頃に最初の樽を売り、以来7代にわたり一族が造りを受け継いできた。1933年の禁酒法撤廃後、ジム・ビームは70歳で独自の酵母を再現し、わずか120日で蒸留所を再建した逸話で知られる。孫のブッカー・ノエは40年以上マスターディスティラーを務め、1987年に世界初のスモールバッチ「ブッカーズ」を世に問うた。コーン主体のマッシュビルと、禁酒法以前から守られる一族の酵母が、甘くまろやかで飲みやすい定番の味を支える。今日ではビーム サントリーのもと、世界中で愛される揺るぎない看板であり続けている。
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ノブクリークKnob Creek
米国ケンタッキー州クレアモントのジムビーム蒸溜所で造られるストレートバーボンウイスキー。1992年、ジム・ビームの孫ブッカー・ノーが手がけた「スモールバッチバーボン・コレクション」の一つとして誕生し、ブッカーズやベイカーズと並ぶプレミアムラインを構成する。通常9年熟成、100プルーフで瓶詰めされ、法定基準を大きく上回る熟成年数が特徴。現在はサントリーホールディングス傘下のサントリー・グローバル・スピリッツが展開している。
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アメリカ史でただ一度、現職大統領が自ら軍を率いた相手は、自国のウイスキー蒸留者だった。1794年のウイスキー反乱と、その3年後にジョージ・ワシントン自身が建てた全米最大級の蒸溜所の話。

ウイスキー・ベルモット・ビターズの三つで作る「カクテルの女王」マンハッタン。基本の比率と作り方、シェイクせずステアする理由、ライとバーボンのベース選び、覚えておきたいバリエーションまで。

アメリカのライウイスキーは「ライ麦51%以上」が条件。バーボンとの違い、スパイシーさの正体、ケンタッキースタイル/ハイライ/カナダの100%ライという3タイプでの選び方と、おすすめ8本を紹介します。