
anCnoc (Knockdhu)
スコットランド・ハイランドの北東部、ノック・ヒルの麓に立つ蒸留所である。1893年、ジョン・モリソンが、ファイフ公爵から土地を買い、ノック・ヒル南斜面に湧く泉を見出して創業した。翌1894年、目を引く地元産の灰色花崗岩で建てられ、ディスティラーズ・カンパニー社(DCL)が建てた最初のモルト蒸留所として、革新的で近代的な蒸留所の体現と称された。1983年に閉鎖されたが、1988年にインヴァーハウスが取得し、1989年2月に生産を再開した。1994年、ノッカンドゥとの混同を避けるため、ボトルの銘柄名をゲール語で「丘」を意味する「アンノック(anCnoc)」に改めた。蒸留所名と銘柄名が異なる珍しい造り手だ。
ノックデューは、クリーンでフルーティ、なめらかなハイランド・スタイルの酒質を得意とする。バーボン樽とシェリー樽を巧みに使い分け、軽やかで飲みやすい原酒を生む。ときにピーテッド麦芽を用いた仕込みも行い、伝統的なスモーキーさをまとった限定リリースも手がける。近代的な設備と伝統的な造りを融合させ、透明感のある酒質を追求している。
ノックデュー蒸留所は、1893年、ジョン・モリソンによって創業した。モリソンは、ヘイグ向けのウイスキーを造るため、ファイフ公爵からノック・ヒル南斜面の土地を買い、そこに湧くいくつもの泉を見出した。翌1894年、目を引く地元産の灰色花崗岩を用いて建てられ、ディスティラーズ・カンパニー社(DCL)が建てた最初のモルト蒸留所として、当時の革新的で近代的な蒸留所の体現とみなされた。1983年に閉鎖されたが、1988年にインヴァーハウスが取得し、1989年2月に生産を再開した。
蒸留所はスコットランド・ハイランド北東部、ノック・ヒルの麓に立つ。仕込み水は、ノック・ヒル南斜面に湧く泉を用いる。立地は、アバディーンとエルギンを結ぶ鉄道のノック駅への近さからも選ばれた。良質な大麦と、尽きることのない優れたピートの産地に近い数マイル圏内にあり、原料に恵まれている。
銘柄名は、1994年にノッカンドゥとの混同を避けるため、蒸留所名の「ノックデュー」から、ゲール語で「丘」を意味する「アンノック(anCnoc)」へと改められた。蒸留所を造る側の名と、瓶に記される銘柄名が異なるという珍しい特徴を持つ。定番の12年を核に、ヴィンテージやピーテッド・シリーズを展開する、ハイランド北東部の隠れた実力派である。


この蒸留所が属する地域
スペイ川流域に蒸留所が集中する、スコットランドで最も蒸留所数の多い地域。シェリー樽由来のリッチな甘みからバーボン樽由来の軽やかな果実香まで幅が広いが、総じて華やかでエレガントな味わいが多い。グレンリベット、グレンフィディック、マッカランなど世界的な銘柄を数多く擁する。
スペイサイドを深掘りする →地理ではなく味わいで繋がる、別の産地の蒸留所。