
Balblair
スコットランド北部ハイランド、ロス=シャーのエダートンに立つ蒸留所である。1790年、ジョン・ロスが創業した、スコットランド屈指の古参蒸留所だ。ロス家は1894年まで蒸留所を営み、同年、名匠チャールズ・ドイグの手で、鉄道のエダートン駅に近い現在地へ建て直された。この時、近くの小川ではなく、元来のオルト・デアグ川の水源をあえて選び、以来その水を使い続けている。1800年1月25日付の帳簿が残る、蒸留業界でも最古級の記録を持つ。1996年からインヴァーハウス傘下。長くヴィンテージ(蒸留年)表記で知られたが、2019年から熟成年数表記の定番へと移行した。良質な水源を守り続ける、北ハイランドの古豪だ。
バルブレアは、なめらかでフルーティ、フローラルなハイランド・スタイルの酒質を得意とする。オルト・デアグ川の清冽な水を用い、伝統的な造りを守る。バーボン樽を主体としつつシェリー樽も用い、繊細でバランスのとれた甘やかな酒質を引き出す。角のない上品な飲み口が持ち味で、じっくりとした熟成に適した原酒を生む。
バルブレア蒸留所は、1790年、ジョン・ロスによって、ロス=シャーのエダートンに創業した、スコットランド屈指の古参蒸留所である。1824年には息子アンドリューが加わり、ロス家は1894年まで蒸留所を営んだ。同年、名匠チャールズ・ドイグの手で、インヴァネス&ロス=シャー鉄道のエダートン駅に近い現在地へ建て直された。1800年1月25日付の帳簿が残るなど、蒸留業界でも最古級の記録を持つ。1996年、オールド・プルトニーなどを擁するインヴァーハウス・ディスティラーズが取得した。
蒸留所はスコットランド北部ハイランド、ロス=シャーのエダートンに立つ。1894年の建て直しの際、近くの小川ではなく、元来のオルト・デアグ川の水源をあえて選び、以来その水を使い続けている。北ハイランドの冷涼で清らかな環境と、こだわりの水源が、なめらかな酒質を育む。古い歴史を刻むこの地が、バルブレアの造りの土台となっている。
長くヴィンテージ(蒸留年)表記で知られたが、2019年から「12年」「15年」「18年」「25年」といった熟成年数表記の定番へと移行した。フルーティでなめらかな酒質は、シングルモルト愛好家に静かに支持される。1790年創業という古い歴史と最古級の帳簿を持つ、北ハイランドの古豪である。





この蒸留所が属する地域
スコットランド本土北部・中央部に広がる地理的に最も広大な地域区分で、内陸から海沿い、島嶼部まで含むためスタイルの幅がきわめて広い。北部はスモーキーで力強く、南部は軽やかで、内陸はドライという傾向があるとされ、グレンモーレンジィやダルモアなど個性豊かな蒸留所が点在する。
ハイランドを深掘りする →地理ではなく味わいで繋がる、別の産地の蒸留所。