Bernheim
ケンタッキー州ルイビル、家族経営として全米最大級を誇るヘヴンヒルが所有する唯一の自社蒸留拠点である。1897年にアイザック・バーンハイムがこの地に蒸留所を築いたのが名の由来で、この地には1881年から蒸留の歴史があった。現在の大型蒸留所は1992年にギネス傘下のユナイテッド・ディスティラーズが建設した。1996年、バーズタウンのヘヴンヒル工場が火災で9万樽を焼失する惨事に見舞われ、同社は1999年にディアジオからこのバーンハイム蒸留所を取得して再起を果たした。アメリカン・ウイスキーの主要スタイルをすべて造れる稀有な拠点で、5種の看板マッシュビルを持つ。2005年には禁酒法以降初の新スタイル、冬小麦主体の「バーンハイム ウィート ウイスキー」を世に出した。
ヘヴンヒルのバーンハイム蒸留所は、アメリカン・ウイスキーの主要なスタイルと種類をすべて造れる唯一の歴史的拠点で、5種の看板マッシュビルを持つ。バーボン、ライ、コーン、そして冬小麦を主原料とするウイート・ウイスキーまでを造り分ける。コーン主体のバーボン・マッシュビルを連続式蒸留で仕込み、内側を焦がした新樽で熟成させる。丘の上の多層式ウェアハウスで、位置による温度差を生かした熟成管理を行い、銘柄ごとの個性を作り分けるのが強みだ。
バーンハイムの名は、1897年にアイザック・バーンハイムがルイビルに蒸留所を築いたことに由来する。この地には1881年から蒸留の歴史があった。現在の大型プラントは1992年、ギネス傘下のユナイテッド・ディスティラーズが建設。1996年11月7日、落雷による大火がバーズタウンのヘヴンヒル工場を襲い、9万樽のバーボンと複数の建物を焼失した。同社はブラウンフォーマンやジムビームら同業の協力で急場をしのいだのち、1999年にディアジオからこのバーンハイム蒸留所を取得して蒸留能力を回復し、再建を果たした。
蒸留所はケンタッキー州最大の都市ルイビルに立つ。ケンタッキーの石灰岩層で濾過された鉄分の少ない硬水が、アメリカン・ウイスキー造りに適した仕込み水を供給する。バーズタウンに本社を置く家族経営のヘヴンヒルにとって、都市に構えるこの拠点は生産の心臓部だ。同社はネルソン郡とジェファーソン郡にまたがる70棟超のウェアハウスに、200万樽以上を熟成させている。
2005年発売の「バーンハイム オリジナル ウィート ウイスキー」は、禁酒法以降初めて登場した真に新しいアメリカン・ウイスキーのスタイルとして知られ、柔らかな冬小麦の甘みを特徴とする。加えて、全米屈指の販売量を誇る「エヴァン ウィリアムス」、18世紀の人物名を冠した「エライジャ クレイグ」、長期熟成の「ヘンリー マッケンナ」など、同社を代表する銘柄群の原酒をここで生み出している。
Elijah Craig 18 Year Old Single Barrel
🇺🇸 アメリカ ・ バーンハイム蒸留所 ・ バーボン ・ 18年 ・ 45%

Henry McKenna Single Barrel 10 Year Bottled-in-Bond
🇺🇸 アメリカ ・ バーンハイム蒸留所 ・ バーボン ・ 10年 ・ 50%

Larceny Barrel Proof Batch C925
🇺🇸 アメリカ ・ バーンハイム蒸留所 ・ バーボン ・ NAS ・ 59.8%


この蒸留所が属する地域
トウモロコシを主原料とするバーボンウイスキーの本場。原料の51%以上がトウモロコシで、内側を焦がした新樽で熟成させることが法律上の条件となっている。ケンタッキー州が生産の中心地で、テネシー州のジャックダニエルズは木炭濾過(チャコール・メローイング)を経る独自製法「テネシーウイスキー」を名乗る。近年は小規模クラフト蒸留所が全米で急増している。
アメリカを深掘りする →地理ではなく味わいで繋がる、別の産地の蒸留所。