
Tamdhu
スコットランド・スペイサイド、ノッカンドゥ近郊、スペイ川のほとりに立つ蒸留所である。1897年、ウィリアム・グラントを筆頭とするブレンダーたちが、名匠チャールズ・ドイグの設計で、最新技術を備えた近代的な蒸留所として建てた。かつてはサラディン・ボックス製麦を先駆的に導入し、年間1万4000トンもの大麦を製麦して他の蒸留所へも供給した。最大の特徴は、創業した1897年に最初のシェリー樽を確保して以来続く「100%シェリーオーク熟成」へのこだわりだ。現在タムデューの名を冠するシングルモルトは、すべて元オロロソ・シェリー樽のみで熟成される、スコットランド唯一の蒸留所である。2010年にイアン・マクロード社が取得した、シェリーの名手だ。
タムデュー最大の特徴は、創業した1897年に最初のシェリー樽を確保して以来続く、「100%シェリーオーク熟成」への徹底したこだわりだ。現在タムデューの名を冠するシングルモルトは、すべて元オロロソ・シェリー樽のみで熟成される。これを貫くのはスコットランドで唯一だ。シェリー樽由来の豊かでリッチな甘みと深い色合いが、タムデューの酒質を決定づけている。
タムデュー蒸留所は、1897年、ヴィクトリア朝末期のウイスキー・ブームのさなか、ウィリアム・グラントを筆頭とするブレンダーたちによって建てられた。設計は名匠チャールズ・ドイグが手がけ、最新技術を備えた近代的な「パワーハウス」として誕生した。1949年の再開後、フロア製麦をサラディン式製麦に切り替え、最盛期には各22トンを収容できる10基のボックスを備えた。2010年にイアン・マクロード・ディスティラーズが取得し、2012年に生産を再開した。2019年には敷地内に、樽の修復と水分補給を行うクーパレッジ(樽工房)を開いた。
蒸留所はスコットランド・スペイサイド、ノッカンドゥ近郊、スペイ川のほとりに立つ。スペイサイドの中心を流れる名川のほとりという恵まれた立地で、良質な水が造りを支える。かつては年間1万4000トンもの大麦を製麦し、他の蒸留所へも麦芽を供給した製麦の一大拠点でもあった。
定番の「タムデュー10年」「12年」「15年」を核に、カスクストレングスの「バッチ・ストレングス」シリーズや長熟のリリースを展開する。すべて100%オロロソ・シェリー樽熟成という一貫した哲学のもと、リッチで甘やかな酒質を届ける。シェリー樽使いの名手として、スペイサイドで独自の地位を築く造り手である。





この蒸留所が属する地域
スペイ川流域に蒸留所が集中する、スコットランドで最も蒸留所数の多い地域。シェリー樽由来のリッチな甘みからバーボン樽由来の軽やかな果実香まで幅が広いが、総じて華やかでエレガントな味わいが多い。グレンリベット、グレンフィディック、マッカランなど世界的な銘柄を数多く擁する。
スペイサイドを深掘りする →地理ではなく味わいで繋がる、別の産地の蒸留所。