分類解説
Flavored Whiskey
蒸留・熟成を終えたウイスキーに、蜂蜜やシナモンなどの風味を加えた酒。日本ではリキュールに分類される。
フレーバードウイスキーは、蒸留・熟成を終えたウイスキーをベースに、蜂蜜やシナモン、りんごといった風味を後から加えた酒です。アメリカでは「フレーバードウイスキー」としてウイスキー売り場に並びますが、日本の酒税法では糖分などを加えた時点でウイスキーの定義から外れるため、ラベル上は「リキュール」と表記されます。
アルコール度数はベースのウイスキーより低く設定されるのが一般的で、ジャックダニエルのテネシーハニー・テネシーファイア・テネシーアップルはいずれも35度です。Malt Note では、種類で絞り込んだときにリキュールがウイスキーに混ざらないよう、これらをベースの区分(テネシーやバーボン)ではなく独立した区分として扱っています。
ベースはウイスキーなので樽由来の香ばしさは残りますが、前面に出るのは加えられた風味と甘みです。ジャックダニエル テネシーハニーはオールドNo.7に蜂蜜のリキュールを合わせたもの、テネシーファイアはシナモン、テネシーアップルはりんごのリキュールを合わせたもので、いずれもストレートのウイスキーより口当たりが甘くなります。
冷やしてショットで、あるいはロックやソーダ割り、コーラ割りといったカジュアルな飲み方が想定された造りです。ウイスキーそのものの個性を読む酒というより、甘さと香りを楽しむ酒として位置づけられています。



ハチミツやシナモンの名を冠したウイスキー。名前はウイスキーなのに、日本のラベルの品目欄には「リキュール」と書かれていることが多い。その理由と、35%前後という度数との付き合い方、美味しく飲むコツをまとめた。

原料は穀物と水と酵母。それでも「ウイスキーはヴィーガンか」という問いは消えない。グルテンと違い、蒸留ではこの問いに答えが出ないからだ。清澄という工程と、シェリー・ポート・ビールという樽ごとに異なる前歴を辿る。