
WHY THIS TASTE
グレーンウイスキーを一切使わず、モルト原酒のみをブレンドするジョニーウォーカーには珍しいブレンデッドモルト。

この味を生む蒸留所
カーデュ蒸留所スコットランド・スペイサイド、アベラワー近郊のマノック・ヒルに立つ蒸留所である。1824年、密造者ジョン・カミングと妻ヘレンが免許を取得して創業した。運営の中心はヘレンで、農家の窓越しに旅人へウイスキーを売り、収税吏を家に招いては発酵を「パン作り」と偽り、赤い旗を掲げて密造仲間に危険を知らせたと伝わる。カーデュは、女性が公に切り拓いた最初の蒸留所とされる。のちに嫁のエリザベスが二代目として蒸留所を拡張し、1893年、一家が運営を続けることを条件にジョン・ウォーカー&サンズへ売却した。以来その原酒は、世界的ブレンド「ジョニーウォーカー」の中核を担い続けている。女性が切り拓いた歴史を持つ、由緒あるスペイサイドの名門だ。
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ジョニーウォーカーJohnnie Walker
1820年、スコットランド・キルマーノックの食料品店主ジョン・ウォーカーが自家配合を始めたことに端を発する、世界最大のスコッチブランド。スペイサイドのカードゥ蒸留所が「精神的な故郷」とされ、四角いボトルと斜めのラベルは息子アレキサンダーの代のデザイン。レッド・ブラック・グリーン・ゴールド・ブルーと色分けされたラベルは熟成年数や原酒構成の違いを表し、約40種のモルト・グレーン原酒を使い分ける。
上記5蒸留所(アイラ・ハイランド・スペイサイド・ローランドの「フォー・コーナーズ」原酒+グレーン)に加え、約40種のモルト・グレーンウイスキーをブレンド。全構成比は非公開。
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同じ棚に並ぶ赤と黒。違いはラベルの色と「12年」の三文字だけに見えて、1970年代の終わりには赤だけがイギリス国内から引き揚げられ、黒は値上げして残された。欧州委員会との衝突が二本を分けた顛末と、いまの選び分けを整理する。

日本ではあまり見かけないカーデュ。だがこの蒸溜所は、密造の丘で赤い旗を掲げた女性に始まり、グレンフィディック誕生に旧スチルを譲り、2003年には「ピュアモルト」事件で業界を二分した。

年間2,160万ケースと2位の2倍以上を売る、世界一のスコッチ・ジョニーウォーカー。出発点はキルマーノックの小さな食料雑貨店だった。四角い瓶、24度のラベル、歩き続ける紳士——世界一への200年をたどる。

シングルモルトでもブレンデッドでもない「ブレンデッドモルト」。複数の蒸留所のモルトだけを束ねるこの区分の意味と、「ピュアモルト」がスコッチのラベルから消えた理由、そしてタイプ別のおすすめ6本を解説する。

世界でいちばん売れているスコッチ、ジョニーウォーカー。レッド・ブラック・ダブルブラック・グリーン・ゴールドリザーブ・ブルーまで、ラベルの「色」で格と味を整理し、予算とシーン別に最初の一本の選び方を案内します。

世界一売れるスコッチ、ジョニーウォーカー。レッド、ブラック、ダブルブラック、グリーン、ゴールド、ブルー——色で分かれる定番6本は何が違うのか。歴史と各色の個性を整理し、予算とシーンで選ぶ物差しまで一気に読み解く。