WHY THIS TASTE
1810年にペンシルベニア州ウェスト・オーバートンで、メノナイト派の農民エイブラハム・オーバーホルトが始めた、米国で最も長く続くウイスキーブランドとされる。1987年にジム・ビーム社が取得して生産地はケンタッキーへ移り、現行品は最低4年熟成・43度(86プルーフ)。創業当時のライ麦80%・モルテッドバーレイ20%というペンシルベニア式の配合は、2024年に別途発売された「A.オーバーホルト」が再現しており、こちらは現代のケンタッキー・ライとして別の設計になっている。

この味を生む蒸留所
ジムビーム蒸留所ケンタッキー州クラーモント、世界で最も売れるバーボンを生み出す「バーボンの第一家族」ビーム家の本拠である。18世紀末にドイツから移住したベーム家のヤコブ・ビームが1795年頃に最初の樽を売り、以来7代にわたり一族が造りを受け継いできた。1933年の禁酒法撤廃後、ジム・ビームは70歳で独自の酵母を再現し、わずか120日で蒸留所を再建した逸話で知られる。孫のブッカー・ノエは40年以上マスターディスティラーを務め、1987年に世界初のスモールバッチ「ブッカーズ」を世に問うた。コーン主体のマッシュビルと、禁酒法以前から守られる一族の酵母が、甘くまろやかで飲みやすい定番の味を支える。今日ではビーム サントリーのもと、世界中で愛される揺るぎない看板であり続けている。
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オールド・オーバーホルトOld Overholt
米国で最も長く生産が続くライウイスキーブランドとされる。1810年、ペンシルベニア州で創業しアブラハム・オーバーホルトが発展させた。1888年に「オールド・オーバーホルト」を正式名称とし、20世紀初頭には全米で広く知られるブランドに成長。禁酒法時代も薬用ウイスキーとして生産が認められた数少ない銘柄だった。1987年にジム・ビーム社に買収され、現在はケンタッキー州クレアモントの同蒸溜所で生産されている。
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