
製法解説
Chill Filtration
ウイスキーを氷点近くまで冷やして脂肪酸やエステルを取り除く濾過工程で、行うか行わないかで口当たりが変わる。
チルフィルタード(冷却濾過)は、瓶詰め前のウイスキーを氷点近くまで冷やし、その状態で細かい金属フィルターに通す工程である。低温にすると長鎖脂肪酸やタンパク質、エステル類が凝集して粒子化するため、これをフィルターで除去できる。目的はほぼ美観面にあり、冷却濾過をしないウイスキー(ノンチルフィルター)は、43%程度以下のアルコール度数で冷やされたり加水されたりすると白く濁る「スコッチミスト」と呼ばれる現象を起こすことがあり、これを防ぐために業界で広く行われてきた。 一方で、除去される長鎖脂肪酸やエステルは口当たり(マウスフィール)に大きく寄与する成分でもあり、これらを残すノンチルフィルター仕様のウイスキーは、よりオイリーで丸みのある厚みを感じさせるとされる。ブラインドテイスティングでは味そのものへの影響はごくわずかとされる一方、舌触りの違いは比較的わかりやすいため、近年は美観よりも味わいを優先し、あえて濾過をかけない「ノンチルフィルター」「非冷却濾過」を売りにするボトルが増えている。

Bruichladdich Black Art 1994 Edition 08.1
🏴 スコットランド ・ ブルイックラディ蒸留所 ・ シングルモルト ・ 26年 ・ 45.1%
Clynelish Select Reserve
🏴 スコットランド ・ クライヌリッシュ蒸留所 ・ シングルモルト ・ NAS ・ 56.1%

The Lakes The One Signature Blended Whisky
🏴 イングランド ・ レイクス蒸留所ほか ・ ブレンデッド ・ NAS ・ 46.6%

