
WHY THIS TASTE
バーボンではなくライウイスキーで、マッシュビルはライ麦51%・トウモロコシ37%・大麦麦芽12%。最低4年(実際は4〜5年)熟成の原酒を、バーボンの101と同じ50.5度で瓶詰めする。トウモロコシ75%のバーボン側と比べると、ライ麦由来の青草やミント、黒胡椒を思わせるスパイシーさが前に出て甘みは控えめ。熟成樽は同じく内側を最も深く焦がした新樽のため、バニラとキャラメルの樽香は共通して乗る。

この味を生む蒸留所
ワイルドターキー蒸留所ケンタッキー州ローレンスバーグ、ケンタッキー川を見下ろす高台に立つ蒸留所である。ルーツはアイルランド移民のリピー家で、1869年にトーマス・リピーが最初の造りを興した。「ワイルドターキー」の名は1940年、七面鳥狩りに持参したバーボンが仲間に絶賛されたことに由来する。1954年に入社し伝説となったマスターディスティラー、ジミー・ラッセルは、1970〜80年代に軽いスピリッツが流行しても味を薄めることを拒み、大胆で妥協なきバーボンを守り抜いた。コーン75%・ライ13%・大麦12%のマッシュビルを、最も深い#4「アリゲーター」チャーの新樽で熟成。低い樽詰め度数と高めのボトリング度数により、濃厚で骨太な香味を実現する、まさに硬派なバーボンの代名詞だ。
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ワイルドターキーWild Turkey
アメリカ・ケンタッキー州ローレンスバーグのワイルドターキー蒸溜所で造られるバーボンウイスキー。1940年、七面鳥狩りに持参した原酒が評判となったことが名前の由来とされる。1980年代からブレンダーを務めたジミー・ラッセルの哲学のもと、高いライ麦比率のマッシュビルと高いプルーフでの樽詰めが特徴。現在はカンパリ・グループが所有し、スパイシーで力強い味わいのバーボンとして世界的に知られる。
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バッファロートレースやイーグルレアを束ねる企業名「サゼラック」は、バーで頼むカクテルの名でもある。コニャックの銘柄から酒場、カクテル、企業へ。指すものを入れ替え、グラスの中身まで二度替えて生き延びた一語の話。

アメリカ史でただ一度、現職大統領が自ら軍を率いた相手は、自国のウイスキー蒸留者だった。1794年のウイスキー反乱と、その3年後にジョージ・ワシントン自身が建てた全米最大級の蒸溜所の話。

ウイスキー・ベルモット・ビターズの三つで作る「カクテルの女王」マンハッタン。基本の比率と作り方、シェイクせずステアする理由、ライとバーボンのベース選び、覚えておきたいバリエーションまで。

アメリカのライウイスキーは「ライ麦51%以上」が条件。バーボンとの違い、スパイシーさの正体、ケンタッキースタイル/ハイライ/カナダの100%ライという3タイプでの選び方と、おすすめ8本を紹介します。