Barton 1792
ケンタッキー州バーズタウン、1879年にトーマス・S・ムーアが築いた歴史ある蒸留所である。世界で7番目の規模を誇る大型拠点で、2009年からサザラック社が所有する。看板銘柄「1792」はケンタッキーが合衆国の州となった年にちなむ。当初「1792 リッジウッド リザーブ」の名で2002年に登場したが、ウッドフォード リザーブに酷似するとして2004年に改称した経緯を持つ。コーン74%・ライ麦18%・大麦麦芽8%というハイ・ライ寄りのマッシュビルが、スパイシーで力強い味わいを生む。長年愛される「ベリー・オールド・バートン」など、実力と価格のバランスに優れた銘柄を送り出し、バーボンの聖地バーズタウンを代表する大型蒸留所の一つとして確固たる地位を築いている。
看板銘柄はコーン約74%、ライ麦約18%、大麦麦芽約8%というハイ・ライ寄りのマッシュビルで知られ、多くのケンタッキー産バーボンと比べてスパイシーで力強い風味を生む。連続式蒸留と内側を焦がした新樽での熟成を経て、ロバスト(骨太)な酒質に仕上げる。世界7番目という大規模設備ゆえの安定した品質と生産力も強みで、幅広い価格帯の銘柄を支えている。
バートン1792蒸留所は、1879年にトーマス・S・ムーアがケンタッキー州バーズタウンに築いた蒸留所を起源とする。世界で7番目の規模を誇る大型拠点で、「1792」を最も人気の銘柄とする。看板の「1792」はケンタッキーが合衆国の州となった年に由来し、当初2002年に「1792 リッジウッド リザーブ」として登場したが、ウッドフォード リザーブとの名称・ボトル形状の類似が指摘され、2004年の判決を受けて改称された。2009年にサザラック社が蒸留所とブランドを取得し、以来その傘下で成長を続けている。
蒸留所はバーボンの故郷として知られるケンタッキー州バーズタウンに立つ。バーズタウンは「世界のバーボンの首都」を称する町で、多くの名門蒸留所が集まる。ケンタッキーの石灰岩で濾過された鉄分の少ない硬水が、仕込み水として理想的な条件を備える。丘陵に点在する熟成庫では、四季の寒暖差が樽熟成を力強く進める。
旗艦の「1792 スモールバッチ」を軸に、高酒質の「1792 フルプルーフ」、単一樽の「1792 シングルバレル」、ライ麦を効かせた「1792 ハイ ライ」などを展開する。長年愛される「ベリー・オールド・バートン」は、実力と価格のバランスに優れた定番として根強い支持を得ている。


この蒸留所が属する地域
トウモロコシを主原料とするバーボンウイスキーの本場。原料の51%以上がトウモロコシで、内側を焦がした新樽で熟成させることが法律上の条件となっている。ケンタッキー州が生産の中心地で、テネシー州のジャックダニエルズは木炭濾過(チャコール・メローイング)を経る独自製法「テネシーウイスキー」を名乗る。近年は小規模クラフト蒸留所が全米で急増している。
アメリカを深掘りする →地理ではなく味わいで繋がる、別の産地の蒸留所。