
Linkwood
スコットランド・スペイサイド、エルギンに立つ蒸留所である。1821年、ピーター・ブラウンが2基のスチルで建て、1825年に生産を開始した。以来、際立って優美でフローラルな酒質で、業界から絶大な敬意を集めてきた。多くのスペイサイド蒸留所が画一的なフルーティさへ傾くなか、リンクウッドは春を思わせる特有のフローラルな個性を守り、ジョニーウォーカーなど複雑なブレンドに明るさと軽やかさを添える不可欠な原酒とされる。1932年にDCLの傘下に入り、現在はディアジオが所有。かつて迷信深い蒸留職人が、酒質に影響するのを恐れて蒸留室のクモの巣すら払わなかったという逸話でも知られる、優美の代名詞のような造り手だ。
リンクウッドは、際立って優美でフローラル、春の花を思わせる特有の酒質で知られる。多くのスペイサイド蒸留所が画一的なフルーティさへ向かうなか、この繊細なフローラルさを守り続けてきた。この個性ゆえ、ジョニーウォーカーやホワイトホースといった複雑なブレンドに、明るさと軽やかさ(リフト)を添える不可欠な原酒とされる。優美さを保つ丁寧な造りが、その名声を支えている。
リンクウッド蒸留所は、1821年、ピーター・ブラウンによって2基のスチルで建てられ、1825年に生産を開始した。1874年に息子ウィリアムによって全面的に建て直され、エルギンの独立系ウイスキー・ブローカーの手で運営されたのち、1932年にDCLの傘下に入った。DCL傘下となった頃、迷信深いゲール人の職人ロデリック・マッケンジーが、酒質に影響するのを恐れて蒸留室のクモの巣すら払わなかったという逸話が残る。現在はディアジオが所有する。
蒸留所はスコットランド・スペイサイド、エルギンに立つ。良質な水に恵まれたこの地が、際立ってフローラルで優美な酒質を育む。旧蒸留所のスチルはかつてワームタブ(虫桶式凝縮器)に繋がれ、異なるスタイルの原酒を生んだ。ここはディアジオが銅・還流・ワームタブの効果を研究する実験の地ともなった、酒質探究の要所である。
産出原酒の大半は、ジョニーウォーカーやホワイトホースなどディアジオのブレンドに用いられる。公式ボトルは希少で、ディアジオの「フローラ&ファウナ」シリーズの12年が最もよく知られる定番だ。クモの巣の逸話に象徴される酒質へのこだわりと、比類なきフローラルな優美さで、通に敬愛されるスペイサイドの名手である。
Linkwood 12 Year Old Flora & Fauna
🏴 スコットランド ・ リンクウッド蒸留所 ・ シングルモルト ・ 12年 ・ 43%
Linkwood 12 Year Old Flora & Fauna
🏴 スコットランド ・ リンクウッド蒸留所 ・ シングルモルト ・ 12年 ・ 43%
Great King Street Artist's Blend
🏴 スコットランド ・ リンクウッド蒸留所ほか ・ ブレンデッド ・ NAS ・ 43%

この蒸留所が属する地域
スペイ川流域に蒸留所が集中する、スコットランドで最も蒸留所数の多い地域。シェリー樽由来のリッチな甘みからバーボン樽由来の軽やかな果実香まで幅が広いが、総じて華やかでエレガントな味わいが多い。グレンリベット、グレンフィディック、マッカランなど世界的な銘柄を数多く擁する。
スペイサイドを深掘りする →地理ではなく味わいで繋がる、別の産地の蒸留所。