
Tamnavulin
スコットランド・スペイサイド、リヴェットの谷に立つ蒸留所である。1966年、インヴァーゴードン・ディスティラーズによって、ケアンゴーム山地の麓の小村トムナヴォーリンに創業した。名はゲール語で「丘の上の製粉所」を意味し、かつて敷地に建っていた16世紀の梳毛(カーディング)用製粉所に由来する。その象徴的な水車は、今もブランドのボトル意匠に取り入れられている。1993年、ワイト&マッカイがインヴァーゴードンを買収したが、その2年後に休眠。2007年、ユナイテッド・スピリッツがワイト&マッカイを取得したのを機に本格的に生産を再開した。スピリッツスチルに精留器を備え、軽やかでフルーティな酒質を生む造り手だ。
タムナヴーリンは、11トンのマッシュタン、9基のステンレス製ウォッシュバック、6基のスチルを備える。スピリッツスチルはすべて精留器(ピュリファイア)を備え、最も軽い蒸気だけを凝縮器へ送ることで、軽やかでクリーンな酒質を実現する。ウォッシュスチルにはサブクーラーも備わる。こうした設備が、フルーティでなめらかな飲み口を生む。精留器を用いた軽やかな酒質づくりは、タムナヴーリンの個性を支える要である。
タムナヴーリン蒸留所は、1966年、インヴァーゴードン・ディスティラーズによって、スペイサイドのリヴェットの谷、ケアンゴーム山地の麓の小村トムナヴォーリンに創業した。名はゲール語で「丘の上の製粉所」を意味し、かつて敷地に建っていた16世紀の梳毛用製粉所に由来する。1993年、ワイト&マッカイがインヴァーゴードンを買収したが、その2年後の1995年に休眠へ。2007年、ユナイテッド・スピリッツがワイト&マッカイを取得したのを機に、本格的に生産を再開した。現在もワイト&マッカイが所有する。
蒸留所はスコットランド・スペイサイド、名高いリヴェットの谷、ケアンゴーム山地の麓に立つ。かつて敷地にあった16世紀の梳毛用製粉所の象徴的な水車は、今もブランドのボトル意匠に取り入れられている。山地の清冽な水に恵まれた立地が、軽やかな酒質を支えている。
シェリー樽で仕上げた「タムナヴーリン シェリーカスク」や、ダブルカスクなどが定番として知られる。近年は手頃な価格の入門シングルモルトとして人気を集める。「丘の上の製粉所」の名と水車の意匠を受け継ぎ、リヴェットの谷から軽やかなシングルモルトを届ける造り手である。


この蒸留所が属する地域
スペイ川流域に蒸留所が集中する、スコットランドで最も蒸留所数の多い地域。シェリー樽由来のリッチな甘みからバーボン樽由来の軽やかな果実香まで幅が広いが、総じて華やかでエレガントな味わいが多い。グレンリベット、グレンフィディック、マッカランなど世界的な銘柄を数多く擁する。
スペイサイドを深掘りする →地理ではなく味わいで繋がる、別の産地の蒸留所。