バーボンのおすすめ10選——初めての一本から通好みまで、マッシュビルと価格で選ぶ
甘くて親しみやすいのに奥が深いバーボン。原料(マッシュビル)・度数・飲み方の3つの軸で選び方を整理し、1,000円台の定番から通好みのシングルバレルまで、いま手に入りやすいおすすめ10本をタイプ別に紹介します。
甘い香りととろりとした口当たりで、ウイスキーの中でもとりわけ親しみやすいのがバーボンです。値段も手ごろで手に入りやすく、「最初の一本」にも、ハイボールの主役にもなってくれます。一方で、同じバーボンでもまろやかなものから力強くスパイシーなものまで幅が広く、いざ選ぼうとすると迷いがち。
この記事では、バーボンを選ぶときの3つの軸を整理したうえで、1,000円台の定番から通好みのシングルバレルまで、いま手に入りやすいおすすめ10本をタイプ別に紹介します。
バーボンを選ぶ3つの軸
バーボンとは、ざっくり言えば「アメリカで造られ、原料の51%以上がトウモロコシで、内側を焦がした新品のオーク樽で熟成させたウイスキー」のこと。この共通ルールの中で、味の個性を決めるのが次の3つです。
① 原料の配合(マッシュビル) — トウモロコシの甘さを土台に、残りをライ麦にするか小麦にするかで方向が大きく変わります。ライ麦を使うタイプはスパイシーで引き締まった味わい。ライ麦の代わりに小麦を使う「ウィーテッド」はやわらかく甘く、まろやか。メーカーズマークが小麦タイプの代表格です。
② 度数(プルーフ) — アメリカでは度数を「プルーフ」で表し、これはアルコール度数のちょうど2倍。80プルーフ(40%)は軽やかで飲みやすく、100プルーフ(50%)を超えると香りも味も一気に濃厚になります。
③ 飲み方 — 軽めのものはハイボールやコークハイで、しっかりしたものはロックやストレートで真価を発揮します。詳しくはスコッチとバーボンの違いやなぜバーボンは甘く感じるのかもあわせてどうぞ。
【入門】まず気軽に試したい3本
最初の一本は、クセが少なく価格も手ごろなものがおすすめ。ハイボールにしても崩れません。
流通量が世界最大級の定番、ジムビーム ホワイト(40%)。角のないバニラの甘さで、コークハイやハイボールの土台にぴったりです。

コスパの実力派、エヴァンウィリアムス ブラック(43%)。ヘヴンヒル蒸留所が造る一本で、価格からは想像しにくいしっかりした甘みとコクがあります。

このコラムの関連
関連するボトル


次に読む

ボイラーメーカーとは何か——ビールとウイスキーを「並べて飲む」一杯は、なぜ世界中の酒場にあるのか
ウイスキーのショットとビールを組み合わせる「ボイラーメーカー」。名前が定着したのは1930〜40年代のアメリカ。同じように混ぜずに並べる飲み方は、スコットランドの「ハーフ・アンド・ア・ハーフ」やフィラデルフィアの「シティワイド」など各地にある。歴史と合わせ方を整理する。

なぜハイボールは唐揚げに合うのか——「炭酸が脂を流す」は本当か。渋みと脂の「綱引き」から読み解く
唐揚げにハイボールが合う理由は「炭酸が脂を洗い流すから」とよく言われる。だが、それを直接確かめた研究は見当たらない。確かめられているのは、渋みが脂のぬるっとした感覚を打ち消すこと。炭酸・度数・苦み・冷たさから、あの相性を分解する。













