デュワーズ vs 角瓶——家ハイボールの定番はどっち?スコッチと日本、味・造り・使い分け
スーパーで並ぶ二大「家ハイボール」用ウイスキー、デュワーズ ホワイトラベルとサントリー角瓶。1899年のスコッチと1937年の日本の定番、味・造り・食事との相性を比べ、あなたのハイボールに向く一本を案内する。
家でハイボールを作ろうとスーパーの棚の前に立つと、必ず目に入る二本がある。黄色いラベルの角瓶(サントリー)と、手に取りやすい価格が魅力のデュワーズ ホワイトラベル。どちらも度数40%、実勢1,500円前後で、「とりあえずハイボール用に一本」の最有力候補だ。
でも、この二本は生まれも育ちもまるで違う。日本を代表するブレンデッドと、スコッチの世界的定番。この記事では、両者の造りと味の違いを整理し、「あなたのハイボールにはどっちが向くか」まで案内する。
角瓶——ハイボールのために磨かれた日本の定番
角瓶が世に出たのは1937年。寿屋(のちのサントリー)が、亀甲(きっこう)模様の角ばった瓶に詰めて売り出した一本で、その形から「角瓶」と呼ばれるようになった。90年近く、日本の家庭とお店の定番であり続けてきた息の長いブランドだ。
中身は、山崎・白州両蒸溜所のバーボン樽原酒を軸に組み立てられたブレンデッドウイスキー。バニラやほのかな甘みを持ちながら、後口はドライ。この「コクがあるのにキレる」設計が、炭酸で割ったときにいちばん映える。2000年代後半の「角ハイボール」ブームで家飲みの定番として一気に広がったのも、もともとハイボール映えする酒質だったからだ。
デュワーズ ホワイトラベル——世界が飲むスコッチの定番
一方のデュワーズ ホワイトラベルは、さらに古い1899年、デュワーズ社初代マスターブレンダーのA.J.キャメロンが生み出した。中心となるのは、同社が1896年に築いたアバフェルディ蒸溜所のモルト。これを「心臓」に、40種近い原酒を合わせている。
デュワーズの特徴は、ブレンドしたあとにもう一度樽で寝かせる「ダブルエイジ(マリッジ)」という工程。原酒どうしがなじみ、角の取れたまろやかな口当たりになる。蜂蜜やヒースを思わせる甘さと、ごくかすかなスモーク。アメリカで長く最も売れているブレンデッドスコッチのひとつに数えられ、現在はバカルディ社が所有している。

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