デュワーズ vs 角瓶——家ハイボールの定番はどっち?スコッチと日本、味・造り・使い分け
スーパーで並ぶ二大「家ハイボール」用ウイスキー、デュワーズ ホワイトラベルとサントリー角瓶。1899年のスコッチと1937年の日本の定番を、味・造り・値段・向く割り方まで比べ、あなたのハイボールに向く一本を案内する。
家でハイボールを作ろうとスーパーの棚の前に立つと、必ず目に入る二本がある。黄色いラベルの角瓶(サントリー)と、白地に赤いロゴのデュワーズ ホワイトラベル。どちらも度数40%、700mlの実勢価格は千数百円台。「とりあえずハイボール用に一本」の最有力候補だ。
でも、この二本は生まれも育ちもまるで違う。日本を代表するブレンデッドと、スコッチの世界的定番。この記事では、造りと味の違いに加えて、値段、そして向いている割り方まで並べ、「あなたのハイボールにはどっちが向くか」を決められるところまで案内する。
まず結論——三行で分かる違い
- 角瓶は「食事と一緒に、キレよく」。山崎・白州蒸溜所のバーボン樽原酒を軸にした一本で、甘い香りとコクがありながら後口はドライ。和食に合わせて長く飲むならこちら。
- デュワーズは「一杯を、香りごと」。蜂蜜やヘザー(ヒース)を思わせる甘さと、ブレンドしたあとにもう一度樽で寝かせたなめらかさ。そのままでもロックでも様になる。
- 値段はほぼ互角。価格.comの最安値で比べても、角瓶700ml瓶が1,672円、デュワーズ ホワイトラベル700mlが1,375円(いずれも税込、2026年8月時点)で、300円ほどの差しかない。
以下、その中身を順に見ていく。
角瓶——日本の食卓に合わせて磨かれた定番
角瓶が世に出たのは1937年。寿屋(のちのサントリー)が、亀甲(きっこう)模様の角ばった瓶に詰めて売り出した一本で、その形から飲み手が「角瓶」と呼びはじめた。以来90年近く、日本の家庭とお店の定番であり続けている(その理由はなぜ角瓶は90年近く「日本の定番」であり続けるのかに詳しい)。
中身は、山崎・白州両蒸溜所のバーボン樽原酒を軸に組み立てられたブレンデッドウイスキー。サントリー自身の説明でも、甘やかな香りと厚みのあるコク、そしてドライな後口が特長とされる。この「コクがあるのにキレる」設計が、炭酸で割ったときにいちばん映える。
見落とされがちなのが容量の幅だ。角瓶には180mlの小瓶から700ml瓶、さらに1,920ml・2,700mlのペットボトルまで用意されている。毎晩ハイボールを飲む家なら、後述するとおりこの選択肢が効いてくる。
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