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ロースト麦芽
METHOD

ロースト麦芽

Roasted Malt

影響するフレーバー軸:ナッツ・木質モルティ

麦芽を高温で焙煎して香ばしさとコクを引き出す工程で、ビール醸造の技法を応用した比較的新しい試み。

なぜこの工程がこの香りを生むのか

通常のウイスキー用麦芽はピートまたは無煙で乾燥させるのに対し、ロースト麦芽はビール醸造で使われるチョコレートモルトやブラックモルトのように麦芽自体を高温で焙煎し、コーヒーやカカオ、ビスケットのような香ばしい風味とダークな色合いを麦汁に与える。糖化酵素が加熱で失活するため、通常は数パーセントを通常麦芽にブレンドして使う。伝統的なスコッチの製法にはあまり見られないが、クラフト蒸留所やビール文化の強い地域(ベルギー・アメリカのクラフト系)で、ビール由来の技法をウイスキーに応用する動きの一つとして採用が広がっている。 焙煎の度合いによって得られる香りの系統も変わり、浅煎りはビスケットやトフィー、深煎りはエスプレッソやダークチョコレートに近い香ばしさになる。通常の乾燥麦芽と組み合わせることで糖化に必要な酵素力を確保しつつ、独自の風味を加える設計が一般的。

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