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スピリッツカット(初留・中留・後留)
METHOD

スピリッツカット(初留・中留・後留)

Spirit Cut

影響するフレーバー軸:フルーティースモーキー

蒸留の初留・中留・後留のどこで原酒として使う部分を切り出すかという判断が、香りの純度とキャラクターの濃さを決める。

なぜこの工程がこの香りを生むのか

蒸留で得られる液体は、最初に出てくる高濃度で刺激臭の強い「初留(ヘッズ)」、その後の飲用に適した「中留(ハーツ)」、そして後半のオイリーで青臭い「後留(テイルズ)」に分かれる。通常は中留部分のみを原酒として樽詰めし、初留・後留は次回の蒸留に再利用する。中留の切り出し開始・終了タイミング(カットポイント)を蒸留所ごとにわずかに変えることで酒質が調整され、例えばラフロイグは通常よりも早めにカットして中留部分を広く取ることで、フェノール由来の薬品香を多く残す設計にしていることが知られる。カットポイントは各蒸留所のマスターディスティラーが経験的に定める、酒質を決定づける核心的な工程の一つである。

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